ジャカルタ - 中国は、フィリピンが南シナ海で人工島を造るための埋め立てを行っているとの報道を根拠のない噂だと一蹴。マニラは、自国の排他的経済水域内のサンゴ礁、浅瀬、小島の警備を強化すると発表した。
フィリピン沿岸警備隊は土曜日、南沙諸島のサビナ礁に船を派遣し、砂州に死んだサンゴや押しつぶされたサンゴの山が積み重なっているのを確認した後、中国が人工島を造っていると非難した。
国家安全保障会議(NSC)の報道官ジョナサン・マラヤ氏は月曜日、長年にわたる北京との外交対立が激化する中、NSCのエドゥアルド・アノ議長がマニラの200海里経済水域内の場所で警備を強化するよう命じたと述べた。
「我々以外にこの場所を管理する者はいない。国際法に基づき、我々の責任は(この場所を)管理し、そこの環境が損なわれず、埋め立て活動が行われないようにすることだ」とマラヤ外相は5月14日、定例のテレビ番組で語ったとロイターが報じた。
一方、中国外務省は月曜日、マニラの最新の主張を「根拠のない噂」と呼んで否定した。
「最近、フィリピン側は繰り返し噂を広め、故意に中国を中傷し、国際社会を欺こうとしたが、何の役にも立たなかった」と中国外務省の報道官、汪文斌氏は述べた。
また、マニラに対し「交渉と協議を通じて海洋紛争を解決する正しい道に戻る」よう求めた。
フィリピン沿岸警備隊のジェイ・タリエラ報道官は以前、エスコダ礁やサビナ礁にサンゴがあるため中国は小規模な埋め立てを行えなかったが、科学者らはサンゴの堆積物が自然のものか人工のものかを判断する必要があると述べた。
同報道官は、沿岸警備隊はフィリピンのパラワン州から約120海里離れた浅瀬での活動を維持することに尽力していると述べた。
中国はフィリピン、ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムが領有権を主張する地域を含む南シナ海のほぼ全域を領有権を主張しており、いくつかの島で大規模な埋め立てを行い、軍事施設を建設してワシントンやこの地域の懸念を引き起こしていることが知られている。
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常設仲裁裁判所は2016年、南シナ海における北京の主張は国際法に根拠がないとの判決を下したが、中国はこの判決を拒否した。
サビナ礁は、マニラと北京が頻繁に衝突するセカンド・トーマス礁に座礁した軍艦に駐留するフィリピン軍に物資を供給する船舶の集合地点である。
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