日本、地球の状態を監視する衛星ALOS-4を打ち上げる

ジャカルタ – 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、7月1日(月)午前10時6分(インドネシア時間西暦)に、4機目の先進地球観測衛星(ALOS-4)を打ち上げました。衛星はH3ロケットで打ち上げられました。

ALOS-4(通称だいち4号)は、種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げ後約16分でロケットから分離されました。JAXAは、ALOS-4が軌道上に完全に設置されたことを確認しました。

ALOS-4の主契約者は三菱電機株式会社です。この衛星は、JAXAと共同で、フェーズドアレイLバンド合成開口レーダー装置(PALSAR-3)を使用して地球表面を観測するために作られました。

PALSAR-2とは異なり、このレーダーの観測性能が向上しました。この装置は、電波が雲を透過するため、日光を必要とせず、昼夜を問わず、またさまざまな気象条件でもレーダー画像を撮影できます。

ALOS-4にはPALSAR-2に加え、船舶自動識別装置(AIS)も搭載されています。この高性能な宇宙搭載型AIS(SPAISE3)は、船舶を介して信号を受信して​​海洋を監視します。

ALOS-4 機器によって取得されたすべてのデータは、森林、海氷、およびさまざまな災害に見舞われた地域の監視に使用されます。ALOS-4 は、インフラの移転などの新しい地域の監視にも使用できます。

エリア全体を適切に監視するために、ALOS-4 は高解像度を維持しています。この衛星の観測トラックは 200 キロメートルに拡大され、ALOS-2 の観測幅のわずか 50 キロメートルよりもはるかに広くなりました。