ロシア情報機関は、ゼレンスキー大統領の任期終了にあたり、同大統領に対する国民の感情が変化していると述べている

ジャカルタ - ロシア対外情報局(SVR)は声明で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、5月20日の任期終了後に正当性を失うため、ウクライナ国民の「心と精神」をめぐる戦いに負け始めていると述べた。

「(ウクライナの)ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、明らかにウクライナ国民の「心と精神」をめぐる戦いに負け始めている。5月20日に5年の任期が終了すると大統領としての正当性もなくなるため、なおさらだ」と、TASSが5月7日に報じた声明は述べている。

SVRはさらに、米国は「誰がウクライナを率いるか」には関心がないと強調した。

「最も重要なのは、その人物がロシアとの武力紛争を継続できることだ。『ウクライナ最後の戦争』を止めてはならない」とSVRは続けた。

しかし、情報局は、西側諸国は「ウクライナの国民感情の変化を非常に懸念している」と付け加えた。

「米国務省と欧州対外行動局は、ウクライナ国民がロシアとの終わりなき紛争にますます不満を募らせていると指摘している。彼らは政府機関への信頼も失いつつあり、無関心が急速に国中に広がっている」とSVRは強調し、「ウクライナ軍は脱走や自発的投降の増加を報告している」と付け加えた。

SVRによると、米国と欧州諸国は「キエフ政権当局者と西側諸国の武器製造業者に莫大な利益をもたらした戦争資金調達計画の重要人物であるため、ゼレンスキー氏がその地位に留まるよう望んでいる」とのこと。

「それでもなお、ワシントンとその同盟国は、ウクライナ国内のゼレンスキー大統領の反対派に対し、今のところは自制するよう説得しようとしている」とSVRは結論付けた。