ガザで4日間の停戦が合意に成功、イスラエル人人質50人とパレスチナ人150人が交換

ジャカルタ - イスラエル当局と過激派ハマスは、ガザ地区での4日間の停戦に同意し、その後、拘束された人質50名と投獄されているパレスチナ人150名を交換し、飛び地への人道支援物資を投入することに合意した。

ハマス、イスラエル、米国、カタールが仲介者となり、数日間にわたって交渉が行われた。ハマスは人質約240人を拘束しているとみられる。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は声明で、戦闘が小康状態となる4日間で50人の女性と子供が解放されると述べた。

さらに人質10人が解放されるごとに、停止はさらに1日延長されると同氏は述べたが、見返りとしてのパレスチナ捕虜の解放については言及しなかった。

ロイター通信が11月22日に報じた声明には、「イスラエル政府は人質全員を本国に送還することに尽力している。今夜、この目標を達成するための第一段階として協定案に同意した」と書かれている。

一方、ハマスは、イスラエルの刑務所に拘束されているパレスチナ人の女性と子供150人と引き換えに人質50人を解放すると発表した。

一方、停戦合意により、人道支援物資、医療物資、燃料を積んだ数百台のトラックがガザに入ることが可能になるとパレスチナ団体は声明で述べた。

これとは別にジョー・バイデン米大統領は合意を歓迎すると述べた。

同氏は声明で「今日の合意により、さらに多くの米国人人質が帰国することになる。全員が解放されるまで休むつもりはない」と述べた。

一方、カタール政府は、「イスラエルの刑務所に拘束されている多数のパレスチナ人女性と子供」の釈放と引き換えに、人質となった民間人と子供50人をガザから解放すると発表した。

同氏は声明で、停戦開始時刻は24時間以内に発表されると述べた。

イスラエル政府によると、人質の半数以上はイスラエル国民に加え、米国、タイ、英国、フランス、アルゼンチン、ドイツ、チリ、スペイン、ポルトガルなど約40カ国の外国籍や二重国籍を持っている。