香港、140年ぶりの大雨に見舞われる:洪水を引き起こし、83人が負傷

ジャカルタ - 中国南部地域を襲った台風の影響で、香港は金曜日、140年ぶりの大雨に見舞われ、洪水が発生し、約83人が負傷した。

ビデオには、旧英国植民地の急な丘の斜面を水流が流れ落ち、腰の高さまである狭い通りが浸水し、モールや地下鉄の駅、トンネルが浸水する様子が映っている。

ロイター通信が9月8日に報じたところによると、火曜日に中国福建省を襲った台風ハイクイにより大雨が発生した。

熱帯低気圧に達するところまで勢力が弱まったにもかかわらず、そのゆっくりとした雲が、1週間前の壊滅的な台風の雨がまだ残っている地域に大雨を引き起こしている。

香港気象局は最高レベルの「黒色」暴風雨警報を発令し、木曜夜から香港本島の九龍地区と市北東部の新界の一部で200ミリ(7.9インチ)を超える雨が記録されたと発表した。

香港の指導者ジョン・リー氏は、地域の大部分を飲み込んだ大規模な洪水について重大な懸念を示し、すべての部門に「最大限の努力」で対応するよう指示した。

香港当局は金曜日に学校を閉鎖し、従業員に自宅待機を求めた。株式市場は午前の取引は開いておらず、「黒色」暴風雨警報が正午時点で引き続き発令されている場合は午後も休場のままとなる。

市内の鉄道網を運営するMTR社は、少なくとも1路線が運休し、他の路線は遅れて運行していると述べた。

一方、香港島と九龍を結ぶ大動脈の一つである市の港湾トンネルが浸水し、柴湾区のショッピングセンターが半分水没した。

香港と深センの間の国境2か所で、一部の旅客・貨物サービスが洪水のため停止された。

一方、香港のマカオのフェリー運営会社は、ギャンブルの中心地への一部の航行が中止されると発表した。