イスラエルの攻撃によりコッズ部隊の上級司令官を含む革命防衛隊幹部7人が死亡、イランは断固たる対応を約束

ジャカルタ - イスラエルが責任を負わせたシリアのダマスカスにあるイラン領事館への致命的な攻撃を受けて、イランは「断固たる」対応を約束した。

イスラエルのものとみられる戦闘機が月曜日、シリアのダマスカス市メゼにあるイラン大使館を爆撃した。イランは、この攻撃で上級司令官2人を含む軍事顧問7人が死亡したと発表しており、イスラエルと地域の敵国との戦争が大きくエスカレートした。

「ダマスカスのイラン領事館を標的とし、多くの罪のない人々を殺害したこの残酷なテロ攻撃を強く非難する」と、現場にいたシリアのファイサル・メクダド外相はロイター通信が4月2日に報じたところによると述べた。

イランのシリア大使は、攻撃は大使館敷地内の領事館と最上階2階にある自身の住居を襲ったと述べた。

CNNによると、ホセイン・アクバリ大使はイスラエルが攻撃の責任を負っていると非難し、建物は「イスラエルのF-35戦闘機から発射されたミサイル6発の標的となった」と述べた。

シリア国営メディアのシリア・アラブ通信も「月曜日の午後、ダマスカスのメゼ地区の建物を狙ったイスラエルの侵略行為により、大規模な破壊が起きた」と報じた。

モハマド・レザ・ザヘディ准将。(ウィキメディア・コモンズ/ファルス・メディア・コーポレーション/アリ・カラ)

アクバリ大使は、イスラエルの攻撃は「すべての国際法に違反している」とし、イランは「これに対して断固たる措置を取る」と述べた。

一方、イラン革命防衛隊(IRGC)は声明で、この攻撃でイランの軍事顧問7人が死亡したと発表。その中には、IRGCのエリート部隊であるコッズ部隊の上級司令官、モハマド・レザ・ザヘディ准将も含まれている。

IRGCは、モハメド・レザ・ザヘディ准将のほか、ハディ・ハジ・ラヒミも攻撃で死亡したと述べた。

ハジ・ラヒミは、シリア首都のイラン領事館ビルへの攻撃で死亡した2人目の上級司令官であると確認されたと、国営通信社IRNAが月曜日の夜に発表した声明で発表された。イランの半官半民のタスニム・ニュースによると、ハジ・ラヒミはコッズ部隊の調整役と伝えられている。

IRGCの声明では、攻撃で死亡した他の5人の役人の名前も挙げられており、ホセイン・アマン・エラヒ、メフディ・ジャララティ、モフセン・セダガト、アリ・アガババエ、アリ・サレヒ・ルーズバハニである。

「シオニスト政権がイラン・イスラム共和国大使館の公式ビルへの攻撃を許したのはおそらくこれが初めてだろう。大使館の上にはイラン・イスラム共和国の旗が掲げられている」とアクバリ氏は主張した。

イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相はこれを「あらゆる国際的義務と条約の違反」と呼び、「国際社会に真剣な対応」を要求した。

IRGC傘下のファルス通信によると、イラン外務省報道官ナセル・カナニ氏は「イランは相互措置を取る権利があり、侵略者に対する対応と処罰の種類を決定する」と述べた。

一方、イスラエル軍はダマスカスでの攻撃についてコメントしなかったが、軍報道官は次のように付け加えた。

「繰り返すが、これは領事館でも大使館でもない。これはダマスカスの民間の建物に偽装したコッズ軍の軍事施設だ」とダニエル・ハガリ少将はCNNとのインタビューで語った。