ネタニヤフ首相、ドイツ首相と会談:イスラエルの安全保障はパレスチナに敵対するものではなく、パレスチナとの解決にある

ジャカルタ - ドイツのオラフ・ショルツ首相は日曜日、ガザにおけるパレスチナのイスラム主義組織ハマスに対するイスラエルの攻撃の「極めて高い代償」に疑問を呈し、世界はパレスチナ人が地域で飢餓の危険に直面するのをただ黙って見守ることはできないと述べた。

エルサレムでのイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との会談後、ショルツ首相は、多数の民間人犠牲者とガザへの援助の不足に懸念を表明したと述べ、援助機関は飢餓が差し迫っていると主張している。

多くの国が同様の懸念を表明しているが、10月7日のハマス攻撃後もイスラエルが自国を守る権利を強調し続けてきたドイツ指導者にとって、今回の警告は特に厳しかった。

ドイツは米国のほかにイスラエルの最も強力な同盟国の一つであり、600万人のユダヤ人を殺害したナチスのホロコーストに対する行為の償いとしてイスラエルを支持する義務を強調している。

「ガザの人々の状況が絶望的であればあるほど、より大きな疑問が生じます。目標がどれほど重要であっても、それは非常に高いコストを正当化できるのか、それとも目標を達成する別の方法はあるのかということです。」ロイター通信が3月18日に報じたところによると、ショルツ首相はこう述べた。

ショルツ首相の日曜日のヨルダンとイスラエル訪問は、イスラエルが金曜日、5か月にわたる戦争の後、230万人の住民の半数以上が避難しているパレスチナ飛び地の南端にあるラファ市を攻撃する計画を承認したことを受けて行われた。

世界の同盟国や批評家らは、多数の民間人犠牲者を恐れてネタニヤフ首相に対し、ラファへの攻撃を延期するよう求めている。しかしイスラエルは、ここはイスラエルが排除を誓ったハマスの最後の拠点の一つであり、民間人は避難する必要があると主張している。

「150万人以上の人々をどうやって守るべきなのか?彼らはどこへ行けばいいのか?」ショルツ首相は尋ねた。

ショルツ首相は、援助物資の配布状況を「緊急かつ大幅に改善する」必要性についてネタニヤフ首相と話し合ったと付け加えた。

「パレスチナ人が飢餓の危険にさらされているのを傍観することはできない」と同氏は語った。

「それは私たちではない。私たちが戦っているのはそのためではない」と彼は言った。

持続可能な安全保障は「より高い壁とより深い溝」からではなく、イスラエルとパレスチナ社会にとって前向きな視点、つまり二国家解決を意味するものになるだろうと同氏は述べた。

このため、ショルツ氏は続けた。パレスチナ自治政府は人員と組織の両面で改革、強化される必要がある。

「将来世代のイスラエル人の永遠の安全は、パレスチナ人との解決策にあり、パレスチナ人に敵対するものではない」と述べた。

ショルツ首相は「軍事的手段だけでテロを倒すことはできない」と語った。

しかしショルツ首相は、ラファへの大規模攻撃にドイツがイスラエルへの武器輸出を制限するなどの反応を示すかどうかという質問には直接答えなかった。

一方、ネタニヤフ首相は、イスラエルを弱体に見せるような合意は持続不可能な平和を生み出すことになると反論した。