イスラエル軍、ガザでの死者数が2万1978人に達する2024年にも戦争継続の準備を整える
JAAKRTA - パレスチナ飛び地での死者数が増え続けているにもかかわらず、イスラエル軍は2024年にもガザ地区でハマスとの戦争を継続する用意がある。
イスラエル国防軍(IDF)の報道官は新年のメッセージの中で、「長期にわたる戦闘」に備えて部隊展開を調整していると述べた。
ダニエル・ハガリ少将は、一部の部隊、特に予備部隊は再編成できるよう撤退すると述べた。
「この適応は、2024年に戦争を継続するための計画と準備を確実にすることを目的としている」とハガリ提督はBBCが1月2日に報じた。
同氏は、「イスラエル国防軍は、追加の任務があり、年内は戦闘が続くという理解に基づいて、事前に計画を立てなければならない」と述べた。
さらに同氏は、一部の予備軍が「今後の作戦に備えて再充電」できるよう「今週中にもガザを離れる」と述べた。
イスラエルは以前ガザ地区を完全に封鎖し、同地域で地上作戦を実施した後、この地域の暗黒年の終わりまでガザへの砲撃を続けた。
IDFは、10月7日の襲撃に関与したハマスの上級司令官アディル・ミスマ氏をデリル・アル・バラ市での夜の襲撃で殺害したと発表した。
一方、ガザ保健省は、ガザ市での一晩の爆撃により少なくとも48人が死亡したと報告した。目撃者らがAFP通信に語ったところによると、市西部のアルアクサ大学に避難していた別の襲撃で20人が死亡した。
月曜朝の別の攻撃では、アルマガジ難民キャンプで少なくとも10人が死亡したと言われている。
一方、ハマスが管轄する保健省によると、10月7日に紛争が勃発して以来、これまでにガザ地域での死者数は約2万1978人に達しており、そのほとんどが女性と子供だという。最新の報告書では、同時期にガザ地区で5万6697人が負傷したとも述べている。
同省は、死者数には過去24時間で156人が死亡、246人が負傷したと付け加えた。
今回の紛争は、10月7日にイスラエル南部で起きた武装組織ハマスによる前例のない国境を越えた攻撃によって引き起こされ、大半が民間人を含む1200人が死亡、約240人が人質となったことが知られている。
これとは別に国連は、ガザ地区の人口240万人の約85%、200万人近くが現在避難していると発表した。
一方、増大する健康上の緊急事態への対処を支援するため、ポリオや麻疹など小児疾患に対するワクチン数千回分がガザに送られたとロイター通信が報じた。
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同通信は、パレスチナ保健省の発表として、最大14カ月分と推定されるワクチン接種物資がエジプトとのラファ国境を通って流入したと伝えた。
世界保健機関(WHO)のアヤディル・サパルベコフ氏はラファ氏からBBCに対し、ガザ人の生活環境を考えるとワクチンは不可欠であると語った。
同氏は、「水環境が非常に悪く、衛生環境も劣悪な過密キャンプで何千人もの人々が一緒に暮らしており、そのすべてがさまざまな病気の温床となっている」と説明した。