イスラエル、ハマス指導者の家の地下にトンネル網を発見と主張:防爆ドアには監視カメラがある

ジャカルタ - イスラエル軍は水曜日、ガザ地区のパレスチナ過激派組織ハマスのヤヒヤ・シンワール氏やその他の高官のものとされる敷地の地下深くに伸びるトンネル網を発見したと発表した。

報道官のピーター・ラーナー中佐が記者団に語ったところによると、トンネルはここ数日、軍隊がダウンタウン地区を確保している際に発見されたという。

軍がジャーナリストに共有した画像によると、トンネルには螺旋階段とエレベーターで地下20メートル(66フィート)までアクセスでき、電気、配管、監視カメラ、防爆ドアが装備されている。

ロイター通信が12月21日に報じたところによると、ラーナー氏は「この複合施設は地上と地下の両方でハマスの軍事・政治部門の権力の中心地だ」と述べた。

軍は声明で、シンワル氏、イスマイル・ハニヤ氏、ムハンマド・デイフ氏を含むハマスの高官らが作戦を指揮し、ガザ市中心部を通る「日常の移動を守る」ためにトンネルを使用したと述べた。

イスラエルが長年、この過激派グループが人間の盾として民間人の間にトンネルやその他の軍事インフラを意図的に設置したと非難してきたことが知られている。

ハマスは告発を拒否しているが、コメントの要請には応じていない。

一方、シンワルとデイフは、10月7日にイスラエル南部でハマス主導の攻撃が行われ、1,200人が死亡した首謀者であると考えられている。これをきっかけにイスラエルによるガザ攻撃が始まり、約2万人が死亡、230万人の住民のほとんどが家からの避難を余儀なくされた。

イスラエルはハマスを壊滅させ、今もパレスチナ武装勢力に人質に取られている130人以上を救出することを目指している。

イスラエルはガザ地区のいくつかの地域を支配しているにもかかわらず、これまでのところハマスの指導者を見つけていない。イスラエルの激しい空軍と地上作戦により、5万人以上が負傷し、沿岸地域の大部分が破壊された。

今週初め、イスラエルはガザから国境まで戦闘員の車両を何台も運ぶために設計された巨大なコンクリートと鋼鉄のトンネルを発見したと発表した。

ハマス自体は長年、数百キロメートルに及ぶトンネル網を誇ってきた。穴の中には深さ80メートルに達するものもあり、解放された人質の一人は「蜘蛛の巣」と表現した。

360平方キロメートルの砂浜の海岸線と国境の下にあるこのグループのトンネルには、略奪、密輸、保管、操業用の穴が含まれていると、この問題に詳しい西側と中東の情報筋が語った。