国連事務総長、ガザで人道支援を待つ住民112人殺害を評価 捜査の必要性

ジャカルタ - 国連(UN)のアントニオ・グテーレス事務総長は、パレスチナのガザ地区で人道支援を待っていた100人以上が殺害された事件は、効果的な独立調査が必要な状況であると述べた。

グテレス事務総長は地域会議に先立ってセントビンセント・グレナディーン諸島で講演し、パレスチナ当局が10月7日以来3万人以上の民間人が殺害されたと発表したイスラエルとの戦争の最新の事態に「愕然としている」と語った。ロイター通信3月1日。

パレスチナ保健当局者らによると、ガザ市近郊での事件で少なくとも112人が死亡、280人以上が負傷した。民間人の死傷者数はここ数週間で最大となった。

国連事務総長報道官ステファン・デュジャリック氏は声明で、国連事務総長はこの悲痛な事件を非難したと述べた。

CNNが引用した同氏は、「国連が1週間以上援助を届けることができていない包囲された北部地域の人々を含め、ガザの絶望的な民間人は早急な援助を必要としている」と説明した。

国連は事件当時その場にいなかったが、調査を求めたとデュジャリック氏は述べた。

国連事務総長はまた、人道的即時停戦とガザ地区のイスラエル人人質全員の無条件解放を改めて求めた。

グテレス事務総長は、停戦を求める安保理決議の失敗に関する質問に答え、地政学的分裂の悪化により「拒否権が安保理の行動を麻痺させる効果的な手段に変わった」と述べた。

「私は人道的停戦が必要であり、人質の無条件即時解放が必要であり、これらの目標を達成できる安全保障理事会が必要であると強く信じている」と同氏は説明した。

一方、イスラエル国防軍報道官のピーター・ラーナー中佐はCNNに対し、木曜日の死亡事件に関与した援助トラックは「北へ移動するために民間トラックで来た政府からの国際援助」によるものだと語った。

「人道的状況を緩和するためにあらゆる手段を講じる必要がある」と述べた。