WHO、イスラエル国防軍に避難命令を否定、南ガザの医療倉庫を空にする命令を取り消すよう要請

ジャカルタ - 世界保健機関(WHO)とイスラエルは、ガザ南部地域にある国連機関の医療物資倉庫が空になったことに関して声明を交換した。

WHOのテドロス事務局長はイスラエルに対し、ガザ南部にある同機関の医療物資倉庫に対する避難命令を解除するよう要請した。

先週の停戦終了後、ハマスとの戦争が再開される中、イスラエルはガザ北部での作戦を継続する一方、ガザ南部で地上作戦を開始することを決定したことが知られている。

「今日、WHOはイスラエル国防軍から、地上作戦により物資が使用できなくなるため、24時間以内にガザ南部の医療倉庫から物資を移さなければならないという通知を受け取った」とテドロス氏はソーシャルメディアXに書いた、とアナドル通信が報じた。

「我々はイスラエルに対し、この命令を撤回し、民間人と病院や人道施設を含む民間インフラを保護するためにあらゆる可能な措置を講じるよう求める」と続けた。

これに対しイスラエルは、ガザ地区で地上作戦を開始する前にガザ南部の救援物資倉庫を明け渡すよう国連保健機関WHOに要請したことを否定したとタイムズ・オブ・イスラエル紙が引用した。

「実際、我々は倉庫から避難するよう求めているわけではなく、関連する国連代表にもそのことを(そして書面で)説明している」とパレスチナ民事問題を担当する国防省機関(COGAT)はソーシャルメディアXで述べた。