空軍司令部を訪問中の金正恩氏、いかなる「挑発」にも立ち向かう用意を呼び掛ける

ジャカルタ - 北朝鮮が韓国との国境沿いに強力な軍隊と新型兵器を配備すると約束したことを受け、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が軍に対し、敵のあらゆる「挑発」に対応する準備を整えるよう呼び掛けたと国営メディアが金曜日に報じた。

北朝鮮が先月偵察衛星を打ち上げて以来、朝鮮半島の緊張が高まっており、韓国政府は2018年の南北軍事協定の主要条項を保留することになった。これに対して北朝鮮は、もはや合意には拘束されないと述べた。

12月ロイター通信が引用したように、KCNA通信が報じたところによると、木曜日に部隊の操縦士の日を記念して金指導者は北朝鮮空軍司令部を訪問し、軍の戦闘態勢を改善し「最大限の戦闘能力」を高めるためのガイドラインを発表した1.

「彼は軍事的挑発と敵の脅威に即時かつ強力に対抗するための作戦および戦術政策を確立した」と報告書は続けた。

この訪問に続いて戦闘機部隊を訪問し、そこでパイロットが飛行デモンストレーションを行ったと同氏は報告した。

国営メディアが公開した写真には、長い革ジャンを着た金指導者と娘が公演を見守る姿が写っていた。

金司令官は空軍が「いかなる逆境でも空戦任務を完璧に遂行する準備が整っている」と称賛した。

米国とその同盟国が、北朝鮮初の偵察衛星の打ち上げを、いくつかの国連安全保障理事会決議に違反するものとして強く非難したことが知られている。しかし、北朝鮮は自衛権を理由にさらに人工衛星を打ち上げると述べた。

これとは別に、米国は木曜日、人工衛星打ち上げを巡る新たな制裁で北朝鮮をターゲットにし、制裁回避を幇助した疑いのある外国工作員を標的とした。韓国も北朝鮮国民11人に対する制裁を発表した。

韓国当局者によると、緊張の高まりを反映して、韓国は南北間の非武装地帯(DMZ)へのツアーを中止した。

地元メディアは、北朝鮮が南北軍事協定から離脱したことを受け、非武装地帯内の共同警備区域(JSA)の北朝鮮兵士が再び銃器を携行し始めたと報じた。