ジャカルタ - ドミトロ・クレバ外相は同僚のゴルダン・グルリック・ラドマン氏との会談後、ウクライナとクロアチアは世界的な食糧危機の回避を目指し、バルカン半島の港を穀物輸出に利用することで合意したと述べた。
クレバ外相は、ウクライナの穀物輸出に使用されるクロアチアの港はドナウ川とアドリア海の港である可能性が高いと述べた。
ロイター通信が8月1日に報じたところによると、キエフでラドマン外相を迎えた後、クレバ外相は「今後、我々はこれらの港への最も効率的なルートを構築し、この機会を最大限に活用するよう努める」と述べた。
「輸出封鎖の開放へのあらゆる貢献、開かれたあらゆる扉は、世界の食糧安全保障に対する真の効果的な貢献である」とクレバ氏は続けた。
ウクライナ自体は現在、欧州連合を通る陸路の輸出ルートとドナウ川を通る代替ルートに依存している。ロシアは今月初め、後者のルート沿いのインフラを攻撃した。
クレバ外相は、クロアチア側との会談の主な議題は武器だったと付け加えた。
同氏は「ただ言っておきたいが、間もなく実施される具体的な合意がある」と述べ、詳細には触れなかった。
ロシアは今月、国連が仲介した黒海穀物協定から離脱し、世界生産国であるウクライナから戦争中に農産物を安全に輸出するための重要なルートを奪ったことが知られている。
ロシアとウクライナが世界の主要な穀物輸出国であることを考慮すると、国連と国際社会は、これが世界的な食糧危機を引き起こすのではないかと懸念している。
つい最近、世界カトリック教会の指導者フランシスコ法王は日曜、ロシアに対し、戦争が続いているにもかかわらずウクライナが港から穀物を輸出することを認めた黒海穀物協定を破棄する決定を撤回するよう求めた。
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教皇フランシスコは毎週のメッセージで、「黒海構想が継続され、穀物が安全に輸送されるよう、同胞たち、ロシア連邦当局に訴えたい」と述べた。
世界約14億人のカトリック教徒の指導者は、「何百万もの飢えた兄弟姉妹の叫びが天にまで届いた」と述べた。
ロシアが7月17日に国連仲介のトルコとの協定を破棄して以来、ウクライナの港湾や黒海とドナウ川の穀物インフラへの攻撃を伴って、世界の小麦価格が急騰している。
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