ヒズボラ、上級司令官殺害後イスラエルへの攻撃強化を誓う、米国は緊張緩和を要請
ジャカルタ - 米国は、レバノンとイスラエルの国境での紛争が激化しないようにヒズボラとイスラエルに自制するよう求めた。レバノンの過激派組織が、上級野戦指揮官の一人の死に対する復讐を誓ったためだ。
ワシントンは、レバノンとイスラエルの国境での緊張を緩和するよう求めており、ロイド・オースティン国防長官はイスラエルの国防長官との電話会談でこの問題を提起した。
「我々は地域紛争の拡大を望んでおらず、この地域の緊張緩和を望んでいる」と、国防総省の報道官サブリナ・シン氏は記者会見で述べたとロイター通信は6月13日に報じた。
これに先立ち、ヒズボラは水曜日、イスラエルの攻撃で同組織の上級野戦指揮官の一人が死亡したことへの報復として、イスラエル領内に1日で過去最大のロケット弾一斉射撃を行った。
イスラエル軍が火曜の夜、レバノン南部の村ジュアイヤで行った攻撃で、8か月に及ぶ危機でヒズボラの最高幹部だったタレブ・サミ・アブドラ(55)と他のヒズボラ戦闘員3人が死亡した。イスラエルは、攻撃はタリバンの司令部を狙ったものだと主張している。
ヒズボラはアブドラの死を悼んだ。葬列はベイルートの南郊外で行われ、アブドラの棺にはヒズボラの旗がかけられた。
アラブニュースによると、ヒズボラ執行評議会議長サイエド・ハシェム・サフィ・アルディンは葬儀で「タレブ・サミ・アブドラの殉教に対する我々の対応は、破壊力、量、質の面で作戦を強化することであり、敵は戦場で我々を待ち構えることになる」と述べた。
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「イスラエル軍が北パレスチナで起こったことですでに泣き叫んでいるのであれば、泣き叫ぶ覚悟をしなければならない」と彼は強調した。
ヒズボラはイスラエル国内の軍事施設を標的にし、ロケット弾の一斉射撃が初めてティベリアスに到達した。イスラエル軍のラジオは「日中、レバノンからイスラエル北部に170発の砲弾とロケット弾が発射された」と推定している。
イスラエル軍のラジオは「ティベリアスで警報サイレンが鳴ったのは10月以来初めてだ」と述べた。