ハマス代表団は今日、ガザ紛争の停戦について協議するためカイロを訪問予定

ジャカルタ - パレスチナ武装組織ハマスの代表団は月曜日にエジプトのカイロを訪問し、停戦合意に向けた協議を行う予定であると、ハマス関係者が日曜日にロイター通信に語った。これは、イスラエルによる南部都市ラファへの攻撃を前に、調停団が合意に達するための努力を強化しているからだ。

匿名を希望した関係者は、代表団はハマスがカタールとエジプトの調停団に提出した停戦提案とイスラエルの対応について協議すると述べた。

同氏は最新の提案の詳細を明らかにしなかったが、交渉に詳しい情報筋はロイター通信に対し、4月29日に報道されたように、土曜日にイスラエルが提示したガザでの段階的停戦案にハマスが応じる見込みであると語った。

情報筋はさらに、これにはイスラエルの刑務所に収監されているパレスチナ人の釈放と引き換えに40人弱の人質の釈放を受け入れる合意、および恒久停戦を求めるハマスの要求に対するイスラエルの妥協案である「持続的な平穏期間」を含む停戦の第2段階が含まれると述べた。

情報筋によると、第1段階の後、イスラエルはガザ南部と北部の間の自由な移動とガザからのイスラエル軍の部分的撤退を許可するという。

別のハマス高官はロイター通信に対し、代表団はカタールの首都ドーハからカイロに飛び、ガザのハマス副代表であるハリル・アル・ハヤ氏が率いるだろうと語った。

会談はハマス代表団とカタールおよびエジプトの仲介者との間で行われ、同グループの最近の提案に対するイスラエルの対応に関する声明について議論する。

「ハマスは、金曜日に仲介者から受け取った提案に対するイスラエルの対応について、いくつかの質問と問い合わせを行っている」と当局者はロイター通信に語った。

ホワイトハウスはこれとは別に、ジョー・バイデン米大統領が日曜日にイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、10月7日のハマス主導によるイスラエル攻撃以来拘束されている人質の解放とガザでの即時停戦を確保するための会談を検討したと述べた。

また、ガザへの新たな検問所開設の準備を含む、援助物資の配達速度を​​上げることについても話し合ったと同氏は述べた。

「大統領は、人道組織との完全な調整を通じて、この進展を維持し、強化する必要があると強調した」と声明は述べた。

ホワイトハウスによると、バイデン大統領はまた、ガザ国境のラファ市への侵攻の可能性について「明確な立場を再確認した」という。

ワシントンは、適切で信頼できる人道計画がなければラファ作戦を支援することはできないと述べている。

ハマスとイスラエルの戦争が2023年10月7日に勃発して以来、7カ月目に入ったこの紛争で数万人の死者と負傷者が出ていることが知られている。

ハマスが運営する保健省は日曜日、イスラエル軍が過去24時間でパレスチナ人66人を殺害し、138人を負傷させたと発表した。これにより、イスラエルとハマスの紛争が2023年10月7日に勃発して以来、死者総数は3万4454人、負傷者総数は7万7575人となった。新華社が引用した。

この戦争は、イスラエルの推定によると、ハマス過激派によるイスラエル南部への攻撃で1,200人が死亡し、253人が人質に取られたことから始まった。この戦争により、230万人の住民のほとんどが避難を余儀なくされ、飛び地の大部分が破壊された。

イスラエルは先週、ラファへの攻撃をちらつかせ、空爆を強化し、そこに残るハマス大隊を壊滅させるにはラファに入る必要があると主張したことが知られている。

イスラエルの最も近い同盟国である米国を含む西側諸国は、2023年10月7日に勃発した北部での戦争から逃れてきた100万人以上のパレスチナ人を抱えるエジプト国境に接するこの都市への攻撃を控えるようイスラエルに要請している。