欧州連合、イスラエルがヨルダン川西岸の入植地開発のため800ヘクタールの土地を併合する動きを非難

ジャカルタ - 欧州連合は日曜日、イスラエルが占領下のヨルダン川西岸地区の入植地建設のため800ヘクタールの土地を併合する動きを非難した。

「欧州連合は、イスラエルのベザレル・スモトリチ財務相が、占領下のパレスチナ領土の800ヘクタール以上の土地を『国有地』と宣言したと発表したことを強く非難する」と欧州連合は声明で述べたとアナドル通信は3月24日に報じた。

これは、1994年にパレスチナ解放機構(PLO)とイスラエルの間でオスロ合意が締結されて以来、最大の押収だと欧州連合は述べた。

「入植地は国際人道法の重大な違反である。今週の欧州理事会で、EU首脳らは占領下のヨルダン川西岸地区の違法入植地拡大というイスラエル政府の決定を非難し、イスラエルに決定を撤回するよう求めた」と同氏は付け加えた。

声明ではまた、欧州連合は、ハマスを最も強い言葉で継続的に非難し、制裁措置やその他の措置を通じて、言葉と行動でテロと戦う決意であるとも述べられている。

一方、パレスチナ議長国は、イスラエル政府によるヨルダン渓谷の土地の接収の決定を非難した。

国際社会は、入植地は「違法」であり、イスラエル国と並んでパレスチナ国家を創設することを求める「二国家解決」の実施の障害であることに同意している。

これに先立ち、イスラエルのベザレル・スモトリチ財務大臣は金曜日、占領下のヨルダン川西岸の800ヘクタールの土地を国有地と宣言し、入植地建設のための土地利用を促進する措置を講じた。

この発表は、国際社会の反対にもかかわらず、ヨルダン川西岸での入植地建設を推し進める政府の決意を強調している。

「イスラエル国内や世界には、ユダヤとサマリア、そして国全体に対する我々の権利を損なおうとする者がいるが、我々は国中で懸命に努力し、戦略的に入植を推進している」とスモトリチ大臣は聖書に登場する名前を使って語った。ヨルダン川西岸地域についてロイター通信が引用した。

パレスチナ外務省は、今回の動きは「わが国民の根絶と祖国からの追放の継続」だと述べた。

「わが国民を国際社会が保護しないのは、イスラエルが処罰を逃れるための共謀と隠れ蓑の一種だ」と同外相は付け加えた。