イラン、モサドに協力しドローン攻撃に関与した疑いでテロリストを処刑

ジャカルタ - イラン国営メディアは日曜日、同国の裁判所が昨年国中心部にある国防省の敷地を標的にしたドローン攻撃の疑いで「テロリスト」を処刑したと報じた。

イスラエル国営テレビによると、男は「モサド諜報員の指導の下、イスファハンにある国防省の作業場複合施設の爆破を計画していた」と国営テレビが3月4日に報じた。

犯人の身元と処刑日はまだはっきりとは分かっていない。

イランはイスファハーン地域にウラン変換プラントを含む核研究施設を複数有していることが知られている。

一方で、制裁対象国の核開発計画は妨害行為、科学者の暗殺、サイバー攻撃の標的となっている。テヘランはイスラエルが自国の領土内でいくつかの秘密行動を行っていると非難している。

イラン情報省は2023年2月、ナタンツ核濃縮施設があるイスファハーンの国防省敷地への無人機攻撃に関与した「主要人物」を捕獲したと発表した。

先月、同州の国防省施設に対する攻撃で、対空システムが無人機1機を破壊し、他の2機が爆発したと当時当局者が発表した。

国防省によると、夜襲による死傷者は出ず、被害は軽微だったという。

当局は現場での活動の詳細を明らかにしていないが、IRNAは、攻撃は「軍需品製造工場」を標的としたと述べた。

イランが長年にわたり、宿敵であるイスラエルとの影の戦争に関与していることは知られている。

昨年8月、イランは弾道ミサイル産業を「妨害」するためにモサドが始めた「非常に複雑な」プロジェクトを阻止したと主張した。

イランは1月、イスラエルへのスパイ容疑で少数民族クルド人4人を絞首刑にした。

彼らは、イスファハーンにあるイランの防衛拠点を妨害する計画でイスラエルと協力したとして有罪判決を受けた。

2021年4月、イスラエルがナタンツで攻撃を行ったと非難した翌日、テヘランはナタンツの施設で60パーセント濃縮ウランの生産を開始したと発表した。