イスラエル、ラファで特別作戦と空爆を実施:人質2人解放、住民37人殺害

ジャカルタ - イスラエルは現地時間月曜朝、ラファでの特別作戦と空爆で人質の解放に成功したが、ガザ南部に位置する都市ガザ保健当局によると、37人が死亡、数十人が負傷した。

イスラエル国防軍(IDF)、イスラエルのシンベト国内治安部隊、ラファの特別警察部隊による共同作戦により、フェルナンド・シモン・マルマンさん(60)とルイ・ヘアさん(70)が解放されたとイスラエル軍が発表した。軍は、2人は10月7日にキブツ・ニル・イツハクからハマスに拉致され、状態は良好で、テル・ハショメル医療複合施設(シバ医療センター)に搬送されたと発表した。

ロイター通信が2月12日に報じたところによると、イスラエル軍報道官リチャード・ヘクト中佐は「非常に複雑な作戦だった」と語った。

ヘクト氏によると、人質らは建物の2階に拘束されていたが、襲撃中に爆発物が侵入し、周囲の建物との間で激しい銃撃戦が発生したという。

「我々は長い間この作戦の準備をしてきた。我々は適切な条件が整うのを待っている」と彼は続けた。

同時に、作戦場所から軍隊を撤退させるために空爆も行われた、と彼は続けた。

ロイター通信が連絡を取った住民らによると、空爆はラファで広範なパニックを引き起こし、攻撃が始まったとき多くの人が眠っていたため、イスラエルがラファへの地上攻撃を開始したのではないかと懸念する人もいたという。

住民らによると、イスラエルの航空機、戦車、船舶が攻撃に参加し、モスク2カ所と住宅数棟が被害を受けた。

一方、イスラエル軍は月曜日、ガザ南部で「一連の攻撃」を実施したが、現在は「終了」したと発表したが、さらなる詳細は明らかにしなかった。

ガザ都市への前回の攻撃の前に、イスラエル軍は具体的な避難計画を作成せずに民間人に退去を命じていた。