イスラエル、人質全員の解放と遺体の本国送還に向けて2カ月の停戦を提案との報道
ジャカルタ - アクシオス通信が匿名のイスラエル当局者2人の話として報じたところによると、イスラエル当局は人質に関する合意の一環としてハマスに2カ月間の停戦を提案した。
これは「戦争開始以来、イスラエルがハマスに提示した停戦期間としては最長となる」と、CNNアナリストでもあるアクシオス記者バラク・ラビッド氏が1月23日に引用したように書いている。
報告書によると、イスラエルの提案は、イスラエルに投獄されているパレスチナ人捕虜の釈放と引き換えに、残っているすべての人質と遺体を段階的に釈放することを求めている。
また、イスラエルが主要な人口密集地から軍隊を移動させ、「パレスチナ民間人のガザ市とガザ地区北部への段階的な帰還」を認めることになるだろう。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が日曜日、合意条件の一部としての戦争終結要求を拒否したことが知られている。
さらにイスラエルは、広範な停戦合意の一環としてハマス幹部がガザから撤退する可能性を提案していると、この協議に詳しい当局者2人が明らかにした。
この提案はハマスが受け入れる可能性は低いものの、広範な停戦交渉の一環としてここ数週間で少なくとも2回議論されている。
協議に詳しい関係者によると、最初は先月ワルシャワでイスラエル諜報機関モサド長官デビッド・バルネアが、そして今月再びドーハでアントニー・ブリンケン米国務長官と会談した。
ガザ戦争開始からほぼ4カ月が経つが、イスラエルはガザ地区でハマスの高官やエリートを一人も逮捕したり殺害したりしていないが、イスラエル自身の推計によれば、ハマスの戦力の70パーセントは無傷のままである。
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ハマス側にとっては、これによりガザからの安全な撤退が実現するものの、上級指導者の撤退はガザのハマスを弱体化させると考えられており、イスラエルは海外の高価値目標の追跡を続けることが可能になる。
ハマス幹部はカタールのドーハやレバノンの首都ベイルートのほか、パレスチナ領土外の他の場所にも住んでいることが知られている。今月初めのイスラエル軍の空爆により、ベイルートでハマスの最高司令官が殺害された。