ファイサル外務大臣、パレスチナ国家承認が実現すればサウジアラビアはイスラエルを承認する可能性があると述べた

ジャカルタ - サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン王子は火曜日、パレスチナの国家資格を含む包括的な合意に達すれば、サウジアラビアはイスラエルを承認できると述べた。

ロイター通信が1月17日に報じたところによると、ダボスの世界経済フォーラムのパネルディスカッションでファイサル・ビン・ファルハン王子は、「地域の平和にはイスラエルの平和も含まれるということに同意するが、それはパレスチナ国家を通したパレスチナの平和を通じてのみ実現し得る」と語った。

サウジアラビアがイスラエルをより広範な政治合意の一環として承認するかとの質問に対し、同氏は「もちろん」と答えた。

ファイサル王子はさらに、パレスチナ国家の樹立を通じて地域の平和を維持することは「我々が米国政府と協力して取り組んできたことであり、これはガザの状況においてより関連性がある」と述べた。

サウジアラビアとの国交正常化が実現すれば、アラブ首長国連邦、バーレーン、モロッコと国交を樹立したイスラエルにとって「大きな贈り物」となることが知られている。この措置は中東の地政学を変える可能性があると考えられている。

関係筋２人によると、ガザ地区でイスラエルとハマスの間で戦争が勃発した後、サウジアラビアは米国が支援するイスラエルとの国交正常化計画を凍結した。

両関係筋はロイターに対し、サウジとイスラエルの国交正常化に関する米国政府支援の協議は遅れるだろうと語った。これはサウジにとって米国防衛協定から実質的な利益を得るための重要なステップとみられている。

イランの支援を受けたハマスの戦闘員がイスラエル南部への攻撃を開始した10月7日より前、イスラエルとサウジアラビアの両国指導者は、中東を変革する可能性のある外交関係の確立に向けて動き続けることを示唆していた。

ファイサル王子は「この地域、パレスチナ、そしてイスラエルにとって、より良い未来への道、つまり平和への道がある。我々はその実現に全力で取り組んでいる」と語った。

「あらゆる側での停戦は恒久的かつ持続可能な平和の出発点でなければならず、それはパレスチナ人民に対する正義によってのみ実現し得る」と同氏は続けた。

それにもかかわらず、イスラエルの右翼政府は、サウジアラビアとの正常化合意の可能性の一環として、パレスチナ人に大幅な譲歩を行う可能性を軽視してきた。