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ジャカルタ - パレスチナの人道調整官で国連常駐のリン・ヘイスティングス氏は、イスラエルは依然として約30万~40万人が避難しているガザ北部への人道援助を送ることを公然と拒否していると述べた。

アナドル発のANTARA通信が10月27日に報じたところによると、ヘイスティングス氏はジュネーブでのバーチャル記者会見で、「イスラエル政府は、我々が北部地域に(援助を)送ってほしくないことを明確にしている」と述べた。

「したがって、国連職員は命を救うために必要な人道支援を提供するために安全保障上のリスクを負わなければならない」と彼は強調した。

イスラエルは10月13日、ガザ地区北部の住民約110万人に対し、ガザ南部地域への即時避難を呼び掛けた。

ヘイスティングス氏は、ガザ北部に住む100万人以上のパレスチナ人は、爆撃の危険があり、必要不可欠なサービスが不十分で、安全な避難所がない中で、単純に南部に移動させることはできないと繰り返した。

「我々は(北部のパレスチナ人)人々に(援助を)分配できなければならないし、人々が必要とするところならどこにでも援助を分配できなければならない」と述べた。

同氏は、10月7日以来74台のトラックがガザ地区に入ってきたと述べ、今日はさらに8台のトラックが入るだろうと予想した。

1日に10台、20台ものトラックでは明らかに不十分だと同氏は言う。

同氏によると、10月7日に紛争が勃発する前は、通常、毎日450台の人道支援トラックがガザ地区に入っていたという。

それとは別に、紛争が起こる前には毎日46台の燃料トラックがガザに入っていました。

ヘイスティングス氏は、イスラエルが10月7日以降、人道支援物資のガザへの流入を阻止していなければ、現在までに782台のトラックがガザとエジプトの国境を越えていただろうと述べた。

「このことから、10月7日から現在までに782台のトラックが(ガザに)入っているはずだが、そのどれも燃料を積んでいなかったことがわかると思う」と同氏は述べた。

病院を含むガザの日常業務にとって燃料は非常に重要であるにもかかわらず、イスラエル軍はガザへの燃料供給を禁止している。

イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ氏は「燃料はガザ地区に入ってはいけない。ハマスはインフラを運用するために燃料を必要としている」と述べた。

世界保健機関(WHO)はイスラエルに対し、緊急人道支援としてエジプトからの燃料をガザに送ることを許可するよう求めた。

WHOのテドロス事務局長は先週の記者会見で、「病院の発電機、救急車、淡水化施設にも燃料が必要だ」と述べた。


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