【ジャカルタ】ジョー・バイデン米大統領は、台湾周辺で軍事演習を拡大するという中国の決定を懸念しているが、台北が台湾海峡で中国の航空機や船舶を発見した場合、北京はそれ以上行動しないと述べた。
中国は、先週のナンシー・ペロシ米下院議長の訪問に抗議して、これまで開催した中で最大の軍事演習の終了翌日の月曜日、台湾周辺の海と空での新たな軍事演習を発表した。
米国のジョー・バイデン大統領は、ペロシ氏の訪問以来、この問題に関する最初のパブリックコメントで、台湾を心配しているのではなく、この地域における中国の行動を心配していると述べた。
「彼らが好きなだけ動いているのが怖い。しかし、私は彼らが今やっている以上のことをするとは思わない」とバイデン大統領はデラウェア州で記者団に語った。
一方、ホワイトハウスのカリーヌ・ジャン=ピエール報道官は後に中国の訓練を非難した。
「彼らがエスカレートし始めて以来、私たちは彼らを非難してきました。彼らは挑発的で無責任であり、誤算のリスクを高めます。そして、それが大統領である彼が意味していたことです」とジャン=ピエールは強調した。
以前、中国の東方戦域司令部は、対潜水艦作戦と海軍攻撃に焦点を当てた共同訓練を実施すると述べ、北京が台湾の防衛に圧力をかけ続けるという一部の安全保障アナリストや外交官の懸念を確認した。
台湾外務省はこの動きを非難し、自治島を自国の島だと主張する中国は意図的に危機を作り出していると述べた。それは北京に軍事行動を止め、「端から後退する」よう要求した。
「中国によって引き起こされた軍事的威嚇に直面して、台湾は恐れることも後退することもせず、その主権、国家安全保障、そして自由で民主的な生活様式をよりしっかりと守るだろう」と同省は声明で述べた。
台湾国防部は月曜日、台湾海峡とその周辺で中国空軍機39機と海軍艦艇13隻を発見したと発表した。
21機の中国空軍機が台湾海峡北部の中心線を越えた戦闘機を含む台湾の防空区域に入った、と同省は述べた。
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