イラク、スウェーデン大使館放火を止められなかった警察官18人を投獄

ジャカルタ - イラクの裁判所は、7月にストックホルムのコーランを燃やす計画をめぐり、バグダッドのスウェーデン大使館への抗議活動参加者らの放火を阻止しなかったとして有罪判決を受け、警察官18人に実刑判決を下した。

9月14日にロイター通信が入手し、内務省当局者2人が確認した判決文のコピーによると、バグダッドの裁判所は火曜日、18カ月から3年の刑を言い渡した。

当局者らは「スウェーデン大使館を守り、襲撃して放火した人々を阻止するという職務を遂行しなかった」として処罰されたと発表した。

ただし、警察官は評決と課せられた量刑に対して控訴することができると文書には記載されている。

イラク政府関係者は実刑判決を認め、この判決はイラクが起きた暴力に対する人々の責任を問うことに全力を尽くしていることを示していると述べた。

ストックホルムでコーランを燃やす計画を理由に、7月に数百人の抗議参加者がバグダッドのスウェーデン大使館を襲撃し、大使館に放火したことが知られている。

この放火は世界中のイスラム諸国を激怒させ、イラクでは数週間にわたる抗議活動を引き起こし、バグダッドとストックホルムの間で外交上の争いが生じ、イラクはスウェーデン大使を追放し、ストックホルムの代表を召還するに至った。