中国、オーストラリアとの海洋問題交渉の機会を開く
ジャカルタ - 中国外務省報道官は木曜日、南シナ海に面する複数の国間の緊張が高まり、地域の安全保障を脅かす中、中国はオーストラリアとの海洋問題に関する交渉を検討していると述べた。
同省は、今週、同僚や他の指導者らと会談し、貿易や地域の安全保障をめぐる意見の相違について話し合うため、中国の王毅外相がオーストラリアを訪問した最終日にこの協議を発表した。
オーストラリアと中国は、2020年にキャンベラがCOVID-19の発生源に関する独立調査を求め、北京が貿易制限で応じたことで最悪の状況に陥った後、関係を再構築している。
2年前のオーストラリア政権交代以降、この規制はほぼ撤廃されている。
一方、多くの東南アジア諸国が領有権を主張しているにもかかわらず、中国がほぼ全面的に領有権を主張している重要な経済ベルト地帯での対立が激化する中、海洋問題は中国とオーストラリアの間で話題となっている。
「双方はさまざまな分野で対話を再開し、確立することで合意した」と中国外務省のリン・ジアン報道官は述べ、海洋問題に関する協議の開始も検討していると付け加えたとロイター通信は3月22日に報じた。
両国が協力促進に努める他の分野は、外交、貿易、技術、教育、法執行だと同報道官は付け加えた。
木曜日にシドニーでニューサウスウェールズ州首相と会談した際、王外相は、オーストラリア政府やさまざまな分野の多くのオーストラリア人が二国間関係の改善と発展を支持していると述べた。
「今回のオーストラリア訪問で最も感じたことは、オーストラリアの与党と野党、ビジネス界や戦略界、政府関係者、一般国民が、さまざまな分野で中国とオーストラリアの対話と協力の強化を支持しているということだ」と同報道官は説明した。
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王外相はまた、中国はオーストラリアと協力して、エネルギー、鉱業、農産物、乳製品などの分野での協力を強化し拡大する用意があると述べた。
オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相は、係争海域で中国とフィリピンの船舶が衝突する中、南シナ海での安全でない不安定な行動を自国は懸念していると述べた。
両国は、特にセカンド・トーマス礁で係争中の環礁をめぐって衝突している。
オーストラリアも11月に、中国海軍の行動が「安全ではなく非専門的」だと批判した。