ハッサン・ナスララ首相、イスラエル攻撃でハマス副長官殺害後もヒズボラは黙らないと誓う

ジャカルタ - レバノンに本拠を置く過激派組織ヒズボラの指導者は、ベイルートでのイスラエルによる攻撃でパレスチナ過激派組織ハマスの副指導者が殺害されたことは「無視できない重大かつ危険な犯罪」であると述べた。

サイエド・ハッサン・ナスラッラー首相はテレビ演説で、火曜日の夜にサレハ・アル・アロウリ氏を殺害した「目に余るイスラエルの侵略」と呼ぶハマスに哀悼の意を表した。

火曜日の攻撃はベイルート南部郊外のダヒエで起きたが、アナリストは、これはイスラエルからヒズボラに対する、主要拠点が手の届くところにあるというメッセージでもある可能性があると述べた。

レバノンとイスラエルの国境地域でイスラエル軍とヒズボラの間でほぼ3カ月にわたり毎日銃撃戦が続いた後、これはベイルートを襲った最初の攻撃となった。

ヒズボラは、前日にイスラエル南部を攻撃し、今日に至るまでガザ地区での武力紛争を引き起こしたハマスを支援するため、10月8日に国境を越えてロケット弾を発射したことが知られている。

ナスララ首相は、10月8日のヒズボラの「迅速な」行動とそれ以降の国境を越えた砲撃により、イスラエルによるレバノンでの広範な爆撃作戦が阻止されたと述べ、イスラエルのこうした攻撃を阻止する能力は「崩壊した」ことを示したと述べた。

同氏は、イスラエルがレバノンへの戦争を開始することを選択した場合、自分のグループの闘争に「制限はない」と「ルールはない」と誓った。

ロイター通信が1月4日に報じたところによると、ナスララ首相は「われわれと戦争をしようと考える者は誰でも、要するに後悔するだろう」と語った。

イスラエル軍の砲撃により、120人以上のヒズボラ戦闘員と20人近くの民間人が死亡した。一方、銃撃戦では少なくとも9人のイスラエル兵も死亡した。

2011年にシリアで勃発した戦争でハマスが敵対勢力を支援した後、アロウリ自身がハマスとヒズボラの関係を再構築したと評価されていることが知られている。

ベイルート在住のアロウリさん(57)は、イスラエルがハマスに対する攻撃を開始して以来、パレスチナ領土外で殺害された初のハマスの政治指導者となった。

これとは別に、イスラエル軍報道官のダニエル・ハガリ少将は、ヒズボラの可能性のある反撃に備えてイスラエルが何をしているのかと問われ、「今おっしゃったことには答えない。我々はハマスとの戦いに集中している」と述べた。