【中国外務大臣】ウクライナ危機の主な原因は欧州の安全保障体制の不均衡

中国の王毅外相。(ウィキメディア・コモンズ/タスニム通信社/エルファン・クチャリ)

ヨーロッパの現在の安全保障体制の不均衡がウクライナ危機の背後にある主な理由の1つであると、中国の王毅外相はフランスのクレメント・ボーヌ欧州問題担当外相との電話会談で述べた、と中国外務省は声明で述べた。

「ウクライナ問題の主な原因は、欧州の安全保障体制の不均衡だ」と、同省が引用したように、王毅氏は述べた。

「不可分な安全保障の原則に従い、バランスのとれた効果的な安全保障メカニズムを欧州に再構築する必要があります。これが欧州の恒久的な平和と安定を築く唯一の方法だ」と中国のトップ外交官は強調した。

王毅外相はまた、すべての当事者がロシアとウクライナの間の和平交渉を促進し、敵対関係を減らそうとすべきであると強調した。

「停戦を呼びかけると同時に、大量の武器や弾薬の運搬を継続し、敵意を強めることはできない」と王毅外相は述べた。

ロシアは2月24日、非武装化と非ナチス化のため、ウクライナ領土で特別軍事作戦を開始した。ウクライナと欧米は、それをいわれのない攻撃と呼んだ。

死者数と負傷者は日々増加し続けており、何百万人もの民間人が避難を余儀なくされています。ロシア自身も繰り返し制裁を受けており、最近では国連人権理事会から停止されている。