欧米はブチャ虐殺後に制裁を追加、ドイツ首相:プーチンと彼の支持者は結果に苦しむだろう

ドイツのオラフ・ショルツ首相とロシアのウラジーミル・プーチン大統領。(出典:Kremlin.ru)

ジャカルタ - ドイツは日曜日、ウクライナがキエフ近郊での戦争犯罪でロシア軍を非難し、侵略をめぐってロシアにすでに重い経済的圧力を強めた後、西側諸国は今後数日でロシアにさらなる制裁を課すことに同意すると述べた。

ロシア経済は、プーチンの2月24日のウクライナ侵略で、アメリカ合州国とその同盟諸国が壊滅的な経済制裁を課した後、1991年のソ連崩壊以来、最も深刻な危機に直面している。

日曜日、ロシアは、ウクライナが欧米マスコミのために"ショー"を上演したと言って、ブチャ市での民間人死亡に、自軍が責任があると否定した。

ロイター通信は、遺体が市内に散らばっているのを見た。そのうちの一人は両手を白い布で縛られているようで、口の中を撃たれていた。ウクライナのヴォロディミール・ゼレンスキー大統領は、ロシアをジェノサイドで非難した。

この状況は、西側諸国に、赤熊の国に対する更なる制裁を警告させる。

「プーチンと彼の支持者たちは、彼らの行動の結果を感じるだろう」と、ドイツのオラフ・ショルツ首相は記者団への声明で述べた。

一方、ドイツのクリスティーヌ・ランブレヒト国防相は、欧州連合(EU)はロシアのガス輸入を終わらせることについて話し合うべきだと述べた。しかし、欧州最大の経済大国であるドイツは、これまでのところ、ロシア経済や他の欧州諸国がロシアに依存しすぎているとして、ロシアからのエネルギー輸入に禁輸措置を課す要求に抵抗している。ロシアはヨーロッパのガス需要の40%を供給していることが知られています。

これとは別に、イタリアのルイージ・ディ・マイオ外相は、ブチャでの出来事は「新たな制裁につながる怒りの波を放った」と述べ、「今後数時間のうちにロシアからの炭化水素輸入の問題に関する議論があるかもしれない」とイタリアのRai 3チャンネルの番組で語った。 イタリアは制裁の第5次パッケージに拒否権を発動しないと付け加えた。

アメリカ合州国が、あらゆる戦争犯罪の責任者は責任を問われなければならないと言っているのに対し、イギリスは、経済制裁を強化していると言い、フランスは、ウクライナにおけるロシア軍による"大規模な人権侵害"を非難した。

クレムリンは、現代史で最も厄介な欧米経済制裁は、経済戦争の宣言に等しいと言っている。モスクワは今、中国やインドのようなパートナーを東に求めるだろう。

欧米経済から大部分が切り離されたロシアは、価格が上昇する一方で、過去数十年で最大の経済収縮に直面している。プーチン大統領は、ロシアが経済制裁に屈するだろうと考えれば、欧米はロシアについて何も理解していないと述べた。

一方、ロシアのガス、あるいはロシアの天然資源の多くを遮断することは、ヨーロッパ最大の経済の成長を一掃し、エネルギー価格を記録的な水準に押し上げ、世界経済全体にインフレショック波を駆り立てるだろう。

1970年代からヨーロッパにガスを供給してきたロシアは、何千億ドルもの外貨収入を失うだろう。これは、欧米の"経済戦争"に対する対応を強化する可能性が高い。

「世界はヨーロッパより遥かに大きく、実際、ロシアはヨーロッパより遥かに大きい。だから遅かれ早かれ、海の向こう側の人々が何を望んでいようとも、対話が行われるだろう」とクレムリンのスポークスマン、ドミトリー・ペスコフは国営テレビのチャンネル・ワンに語った。