エジプト、パレスチナ国家なきイスラエルとの関係正常化を否定

【ジャカルタ】エジプトのアブドルファッターフ・エルシーシ大統領は、独立したパレスチナ国家の樹立につながる公正な解決が実現しない限り、イスラエルとの関係正常化はあり得ないとの考えを示した。

エルシーシ大統領は、カイロ東部の新行政首都で行われた戦略司令部本部の開所式で演説し、中東における恒久的な平和と安定は、イスラエルによる占領の終結とパレスチナ人の権利回復なしには実現できないと強調した。

大統領府が発表した声明によると、エルシーシ大統領は「占領を終わらせ、不正義と侵略を終結させ、正当な権利を持つ人々にその権利を回復し、すべての人々の安全を保障する公正な平和がなければ、永続的な平和も真の安定も、国民に支持される関係正常化も存在しない」と述べた。

また、公正な和平の実現は、中東地域の人々に平和と安定、そして繁栄の中で暮らす機会をもたらすとの認識を示した。

さらに、2025年10月に発効したガザ地区の停戦合意への継続的な支持を呼びかけるとともに、イランと米国が最近合意した対立終結に向けた枠組みを歓迎した。

その上で、ガザ停戦やテヘランとワシントンの外交努力を損なういかなる動きも阻止する必要があると訴えた。

1979年にイスラエルと平和条約を締結した最初のアラブ諸国となったエジプトは、一貫して「二国家解決」に基づく独立パレスチナ国家の樹立が、中東の包括的かつ持続的な平和の前提条件であるとの立場を維持している。