IAEA、ウクライナの攻撃を受けたクルスク原子力発電所を視察するためロシアに到着

ジャカルタ - 国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、ここ数週間ウクライナ軍による攻撃が繰り返されているとしてロシアのクルチャトフ市に到着し、クルスク原子力発電所の安全を確認した。

グロッシ事務局長の訪問は、8月6日に始まったウクライナ軍によるクルスク地域への攻撃から生じた安全上の懸念に対応するためだった。

グロッシ事務局長は、同発電所を訪問し、経営陣と会談し、同発電所に対する脅威の状況と深刻度を評価する予定だ。

8月27日火曜日、アナドル通信のANTARAが報じたところによると、原子力監視機関の長官は以前、発生した軍事攻撃によりクルスク原子力発電所が深刻な被害を受けるリスクがあると警告しており、IAEAは同発電所周辺の状況を非常に深刻に受け止めていると強調している。

8月22日、ウクライナはクルスク原子力発電所に神風ドローン攻撃を仕掛けようとしたが、戦闘ドローンは使用済み核燃料貯蔵施設の近くで撃墜された。

一方、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏はこの攻撃を非難し、「IAEAの即時対応を必要とする核テロ行為」と呼んだ。

クルスク原子力発電所はロシア最大の原子力発電所の一つで、中央連邦管区の19地域に電力を供給する同国の統一エネルギーシステムの重要な一部となっている。