米国は、ジャーナリストのジャマル・カショギの殺害をめぐってUAEで市民を逮捕する兆候はないと述べている
【ジャカルタ】米国務省は月曜日、アラブ首長国連邦(UAE)での米国人の拘束が、殺害されたジャーナリストのジャマル・カショギ氏との関係に関連しているという兆候は現時点で見られなかったと述べた。
「しかし、我々はまだ情報を集めているところだ」と国務省のネッド・プライス報道官は語った。
UAE当局は先週、イスタンブールのサウジアラビア領事館で2018年に暗殺されたサウジアラビア人ジャーナリスト、カショギの弁護士を務めていた米国市民で公民権弁護士のアシム・ガフール氏を拘束した。
アメリカ諜報機関は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が、カショギを標的にした作戦を承認したと言っている。プリンスは関与を否定した。一方、ガフールの拘束は、ジョー・バイデン米大統領のサウジアラビア訪問と一致した。
プライスは、米国大使館職員が月曜日にガフールの仮想法廷審問を観察していたと述べた。
前出のプライスは、「我々は首長国のパートナーに対し、ガフール氏が領事としての継続的なアクセスを受け、公正で透明な法的手続きを与えられ、人道的に扱われることを希望している」と前出のプライスは述べた。
これとは別に、UAE政府高官は月曜日、米国はマネーロンダリングと脱税でガフールを調査し、2020年にUAEに支援と情報を求めたと述べた。
UAEはその後、独自の調査を開始し、「UAEのマネーロンダリング防止法と税法の犯罪的違反の十分な証拠を確立した」と述べた。
一方、米国司法省のスポークスマンは、「そのような通信の存在の確認または否定を含む、調査問題に関する外国政府との通信」についてコメントを拒否した。
ガフールはその後、アブダビ刑事裁判所で脱税とマネーロンダリングの罪で有罪判決を受け、懲役3年、UAEディルハム300万ディルハムの罰金、2022年5月25日に国外退去を宣告された、とUAE当局者は述べた。
「ガフール氏は有罪判決と判決に上訴する権利を留保する」と当局者は述べた。